Home » ぷれジョブ7箇条

ぷれジョブ7箇条

ぷれジョブとは ぷれジョブ7箇条 ぷれジョブ活動の今後

ぷれジョブとは

  ぷれジョブは、障害のある子もそうでない子も一緒に生きていくことができる地域社会を共に創るという目的の活動です。

  障害のある子が学校と自宅を往復するだけではなく、学齢期から地域社会において、今ある力を発揮し、地域社会の一員として居場所を持てるようにすることが必要ではないかと考えました。地域社会に暮らす人々に対しても、障害のある子どもたちとの直接的な接触経験を増やして理解する機会を作れば、「障害のある子」として見る視点から「未来の地域を作るなかま」の視点に質的に変化すると考えました。

  そうした考えのもと、地域の人がボランティアで、ジョブサポーターとなり、学校から地域の企業に毎週1回、障害のある子を連れて行き、1時間程度、就労体験をする、それを半年間続け、また、別の企業に行き、別の仕事を体験する、そして月1回定例会を開き、その様子を報告するという活動を始めました。これが「ぷれジョブ」です。

  この「ぷれジョブ」活動は、倉敷だけではなく、全国各地に拡がっていきました。どこの「ぷれジョブ」でも、創始の精神を聞いた地区はそれが生かされて行きました。保護者やかかわる皆の同意のもとで、地域のサポーターと地域の企業が障害のある子をあずかる、そして、毎週1回1時間、就労場所にサポーターが同行し、地域の企業で就労体験をする、雇用契約ではないので、労災保険法に適用がないため、別途保険に加入をする、毎月1回定例会を持つというシンプルな活動です。そうした活動の中で、地域が活性化され、障害のある子が地域社会に溶け込み、障害の有無にかかわらず、ともに生きていくことができる社会が自ずから創られていくことを目指す、そのような内容を持ったものとして、全国に拡がっていったのです。

  2008年(平成20年)2月13日、「ぷれジョブ」の商標登録出願を行い、2009年1月9日、商標登録(登録番号5194158号)を行いました。登録に係る商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務は、「職業訓練の実施及びその情報の提供,人材の育成及び能力開発に関する指導・訓練又は知識の教授,人材の育成及び能力開発に関する情報の提供,職業の選択に関する教育,職業体験学習を中心とした研修の企画・運営又は開催,職業能力開発に関する講演会・研修会の企画・運営又は開催,その他のセミナーの企画・運営又は開催」というものです。

ページの先頭に戻る

ぷれジョブ7箇条

2 商標登録の意義
  商標登録をしたのは、これを個人の権利として確保する目的からではなく、「ぷれジョブ」が全国的な拡がりを見せる中で、皆で創り上げてきた「ぷれジョブ」の趣旨とは異なる活動が「ぷれジョブ」の名前を使って行われるおそれが出てきたため、本来の「ぷれジョブ」と紛らわしくなるのを防ぐ必要があったためです。
そこで、改めて、「ぷれジョブ」という活動とは何か、これまでの活動を振り返り、整理をしてみたいと思います。
「ぷれジョブ」活動の特質は、次の7箇条にまとめることができます。

第1条 ぷれジョブは、特別な支援の必要な子が地域で就労体験をすることを通じて、障害の有無にかかわらず、共に助け合うことのできる地域社会を創る活動です。

  ぷれジョブは、障害のない人が障害のある子を支援するという面を含んでいますが、地域社会の人が障害のある子とともに、障害の有無にかかわらず、みんなが自然に助け合って生きることができる地域社会を目指す活動です。行政や福祉団体が、お金をもらって障害者のために支援をする、弱者を助けるという活動ではありません。地域に住む人たちがみずからが当事者意識をもってぷれジョブに関与することで、おのずから障害の有無に関係なく、一緒に暮らしていける社会を創りだす活動なのです。

第2条 ぷれジョブは、無償のボランティアによる活動です。

  ぷれジョブは、その地域において障害の有無にかかわらず、共に助け合うことができる社会を創っていく活動であり、障害のある子に「障害者」というレッテルを貼って、障害のない人が障害者を一方的に支援するという活動ではありません。したがって、支援費を行政や企業、保護者、学校などから受け取って行う活動ではありません。ボランティアの報酬は、障害のある子の笑顔であり、育っていく姿であり、既成の概念に対する多くの気づきをいただくことであります。障害のある子が私たちに教えてくれる、わたしたちが障害のある子の役に立つ、かかわるみなが住む地域に与贈でき、居場所を持てるようになる活動です。つまり、生れた地域という共通の場で、埋もれている善意を掘り起こしながら進む、ひととひととがつながる自然発生的な活動なのです。

第3条 ぷれジョブは、小学校5年生程度から高校3年生程度までの障害のある子が地域に居住するジョブサポーターに支えられながら就労体験をする活動です。

 

  ぷれジョブが対象とするのは、就労に入る前の段階で、かつ、ある程度、何らかの作業が可能になる年齢から通常就労する年齢に達するまでの間の障害のある子です。就労しながら継続してその地域社会で暮らしていくことができるよう、いろいろな仕事の体験をするものであり、就労の斡旋ではありません。
  また、必ず、ジョブサポーターが付き添います。地域で障害のある子を支えるための活動であり、第1条の趣旨に基づいて、その地域に居住する人にボランティアとしてお願いをしています。

第4条 ぷれジョブは、ぷれジョブ活動に賛同する企業において、原則として、1週間に1度、毎回1時間程度、ほぼ6か月の期間にわたり、障害のある子が就労体験をする活動です。

  ぷれジョブは、障害のある子が地域社会になじみながら、就労の体験をする活動であり、子にとっても、サポーターにとっても、そして企業にとっても過度の負担になるものであってはうまく行きません。地域の企業や住民が、その程度ならと自然に引き受けることができる程度の頻度で行う必要があります。また、地域社会になじみ、仕事を覚え、知り合いを増やすのに、ある程度の継続性が必要であり、また、ある程度、続けた段階で、別の企業で新しいことを覚え、知り合いを増やすことも必要になります。これまでのぷれジョブの経験から、この程度が適当であると考えられたものです。

第5条 ぷれジョブの活動を行う場合には、損害賠償責任保険に加入します。

  ぷれジョブの活動は、就労を体験する活動であり、地域の企業との間に雇用関係を設定するものではなく、したがって労災保険の適用がありません。ぷれジョブは、障害を持った子が安心して地域社会で暮らしていだくようにするためで、長期にわたるものですから、就労体験中に発生するおそれのある損害を担保するため、保険への加入が必要となります。

第6条 ぷれジョブ活動を行った場合、毎月1回程度の割合で定例会を開き、障害を持った子、保護者、学校の担当者、サポーター、企業の関係者らが集まって、活動報告を行う。

  ぷれジョブは、障害のある子が地域社会に馴染んでいく活動であり、必ず、毎月1回程度の会を開き、その中で、企業やサポーターから、子の活動状況を、その子、保護者、先生に報告していただき、子や保護者から、感想を伺い、交流を深め、子が成長していく様子を確認して行くことが必要です。

第7条 ぷれジョブの活動行うに当たっては、障害のある子のプライバシーに十分に配慮する。

  ぷれジョブは、障害の有無にかかわらず、みんなが地域社会において助け合って生きていくことができることを目指す活動であり、「障害のある子」が地域社会の一人として生きていく活動です。したがって、その子を「障害のある子」として公開するなどのことは、避けなければなりません。むしろ、「障害」(「障がい」)という観念がなくなる社会を目指す活動であり、特定の子を障害のある子として扱うことは、できるだけ避けなければなりません。

ページの先頭に戻る

ぷれジョブ活動の今後

 3 ぷれジョブ活動の今後
  以上のとおり、「ぷれジョブ」の活動が全国で、多くの方の賛同により拡がることを念願していますが、これとは違った趣旨で、「ぷれジョブ」活動が行われると、本来のぷれジョブの趣旨に混乱が生じる恐れが生じます。

したがって、商標登録がされた以降において「ぷれジョブ」の活動を始められた方又はこれから始めようと考えておられるみなさんは、「ぷれジョブ」の名称を使用することについて、あらかじめ承諾を得るようにしていただきたいと思います。

  ぜひ多くの方々に、このぷれジョブの趣旨を深く理解していただいて、障害の有無にかかわらず、地域社会において共に助け合って生きていくことができるようにするため、ともに歩んで行くことができればと考えています。

  また、各地で「ぷれジョブ」活動をされているひとたちが集まって、みんなで、その趣旨を確認しながら、緩やかなつながりを持つ連合体として本会をつくりました。これは個人で行う活動ではなく、それぞれの地域社会が主体的に行う活動であり、その活動を制限するものではありません。

  また、行政、福祉団体等が、障害者基本法(昭和45年法律第84号)、障害者自立支援法(平成17年法律第123号)に基づいて行う活動及びこれらの法に規定された国民の責務(基本法6条、支援法3条)を実行する活動が共に行われることを歓迎するものです。

  ただ、大切なことは、「ぷれジョブ」とは、上記の7箇条に基づいて行われる活動であり、これらの法律に基づく活動とは異なる趣旨の活動であることをご理解いただいたうえで、自発的に行っていただきたいということです。あくまでぷれジョブは、これに賛同された方が、自然に自主的に片意地はらずに日常生活の中で行うことを予定している活動なのです。

ページの先頭に戻る
Copyright(c) 2012 全国ぷれジョブ連絡協議会 All Rights Reserved.