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ナミテテ 工藤さんよりメッセージをいただきました。

2012-02-24

「企業メッセージ」

私は、これまで同じ地域社会で生きているにもかかわらず、障がいがあるとされる彼らのことがよく分からず、非常に気になっている存在なのに、彼らが抱えているであろう問題を当事者と語れずにいました。
しかし、ぷれジョブを通して彼らの障がいとされる箇所は、彼らの個性・特性なのだということが分かりました。
もしそこに違いがあるなら、彼らこそチャレンジドつまり現在の病んだ社会を変える主体、使命を背負ったパイオニアなのだと思いました。

それは過去の私たちでもあって、そして未来の私たちの姿でもあり、こども・大人に係わらず障がい者の就労問題は、私たちみんなの問題であると思っています。
そんな使命を持って生きているパイオニアです。その家族は同じ船に乗り合わせた運命共同体です。
その船のメンバーに選ばれたことを、大いに誇りに思ってください。私たちはその船の帆や櫂になり向かい風や追い風そしてうねる波をしっかり受け止め前進できる道具でありたいと願っています。

まず、実際の仕事の内容とぷれジョブの後の子どもの変化、そして私たち(企業側)の変化を挙げます。それを見たら、きっとあなたもぷれジョブにかかわらずにいられなくなります。

 

*どんな仕事をお願いしたのか。

  • ・  手提げ袋のシール(お店のロゴシール)貼り
  • ・  クラフト紙(パンを乗せる紙)折り
  • ・  トング拭き
  • ・  パントレイ拭き
  • ・  食器洗い
  • ・  ラスクの袋詰めなど

 

*  子どもはどのように変化していったか。

A君(初めてのぷれジョブ・15歳中学二年の男子)

  • ・  エプロン・三角巾を身に着け、手洗いの実施など社内のルールが身についた。
  • ・  自分の仕事を正確に覚え丁寧に行えるようになり、シール100枚貼る時間・クラフト紙を折る時間は短縮され作業能率が良くなっていった。
  • ・  同じ仕事を一定の時間続けるという、集中力と忍耐力がついていった。
  • ・  サポーターそしてスタッフの名前と特徴を正確に覚え、仲間という意識・連帯感が向上していった。
  • ・  スタッフと視線を合わせ挨拶ができるようになった。

Bさん(5回ヶ所目のぷれジョブ・17歳高校二年の女子)

  • ・  トングやトレイの汚れをよく見て、それに合わせた拭き方を自分で判断し行うことが出来た。
  • ・  持ち時間と仕事量を測り、自分で仕事のペースを調節出来るようになった。
  • ・ 仕事の終わりをスタッフにきちんと報告し、次の仕事の指示をスタッフに聞けるようになった。頼まれていない仕事を行うという積極性が身についた。
  • ・  家に帰ってのお手伝いが増えた。
  • ・  お客様に向かって「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を一人で言えるようになった。
  • ・  お店が好きになってきた(愛社精神が芽生えてきた)。
  • ・  開始当初は母親の後ろに隠れてはずかしそうにしていたが、後半では母親の世話を嫌い、精神的に自立していった。

 

*  企業側の変化はあったか。

  • ・  私たちスタッフは子どもたちおよびその家族そして関係者とかかわれたことで、自分の生きていく世界が広がった。
  • ・  個々の子どもに合わせて、時間をかけて繰り返し、そして少しの工夫で正確に仕事を習得してもらえるということが分かった。
  • ・  彼らがお店で仕事をしてくれたことで、お客様から励ましの声をかけて貰ったことが度々あり、ぷれジョブに参加していることに誇りを持てた。
  • ・  サポーターの誠実かつ熱い支援に真のボランティア精神を学んだ。
  • ・  障がいというよりそれぞれの個性・特性であるという思いが一層強くなり、子どもたちに対する不安はなくなった。
  • ・  子どもたちの変化や成長を見ると自分たちの喜びともなった。
  • ・  企業の社会的貢献のひとつで企業イメージは良いと思う。

 

初めてぷれジョブで子どもを受け入れたときは、不安や戸惑いがありました。
特に子どもの調子が安定しない時や脱走を試みた時は、サポーターの存在が大きかったと思います。
サポーターは冷静にかつ的確に対応してくださいました。普通の子どもを育てるのとなんら変わりない、彼らの個性を理解し全身でかかわり、愛する。
そんな姿をみて学習しました。そんな経験から私たち受け入れ側は、彼らに見合う仕事があるかないかではなく、こちらが少しの工夫と寛容さをもって対応すれば彼らは働く担い手となって社会へ出て行けます。
仕事を通して成長し生きる喜びを共有していけると私は考えています。躊躇しているご家族がおれたら、どうぞ勇気を持って子どもたちを社会へ出してみませんか?
また不安だと思っている事業主がおられたら、まずは知ることです。
そして必ずやスタッフの意識は変わり事業は進化していきます。

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